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だれにでも、おはようを [こども説教]

こども20210627 マタイ5:43-48 「だれにでも、おはようを」
 皆さん、おはようございます。わたしは、子どものころ、好きな友達とは仲良くしていましたが、好きでない人のことは、悪口を言ったり、ときには、けんかをしたりしていたと思います。
 じつは、おとなになっても、おなじようなことはあります。やはり、好きな人とか、自分の味方になってくれる人とは仲良くしますが、嫌いな人とか、自分の味方になってくれない人には、悪口を言ったり、けんかをしたりすることがあります。
 けれども、イエスさまは、自分の敵を愛しなさい、自分の敵とも仲良くしなさい、と教えてくださいました。イエスさまは、自分に嫌なことをする人のことも、神さま、この人が幸せになりますように、とお祈りするように教えてくれたのです。
 なぜでしょうか。それは、わたしたちは、みんな神さまの子どもだからです。わたしたちは、みんな神さまの子どもで、神さまから愛されているからです。神さまは、この人は友達だから仲良くする、この人は敵だから嫌なことをしてやる、なんてことはなさいません。
 太陽はわたしたちに光や熱を与えてくれます。太陽がなければ、わたしたちは真っ暗だし、寒くて仕方ありません。太陽がわたしたちみんなに光や熱を注いでくれるから、わたしたちは生きているのです。
 たとえば、太陽は、この人は好きだから光と熱をあげるけれども、この人は嫌いだから、光も熱もあげない、なんて言うでしょうか。言いませんよね。
 雨が降ると、濡れてしまうのは困りますが、雨が降るおかげで、わたしたちは、水を飲むことができます。雨で育った野菜や果物を食べることができます。
 では、雨は、この人は好きだからこの人の畑には一杯雨を降らそう、この人は嫌いだからこの人の畑には雨を降らさないようにしよう、なんて言うでしょうか。言いませんよね。
 神さまも、この太陽や雨と同じです。神さまは、この人は好きだからとても愛する、この人は嫌いだからまったく愛さない、などとは言わないのです。
 わたしたちも、神さまを見習うことができたらよいですよね。好きな人ばかりでなく、そうでない人とも仲良くできたらよいですよね。今、仲良くしていない人とも仲良くできたらよいですよね。
 すぐには無理かも知れません。でも、仲良しの人には、おはようとあいさつをするように、そんなに仲良くない人にも、おはようとあいさつできると良いですよね。
 神さまがどんな人でも愛してくださるように、わたしたちも、今仲良くない人とも、いますぐではありませんが、ゆっくりと少しずつ仲良くなれるとよいですね。
 お祈りをいたしましょう。神さま、あなたは、わたしたちを誰は好きとか誰は嫌いとか言わずに、わたしたち皆を愛してくださいます。わたしたちも、今仲良くない人とも、いつか仲良くなれるように、神さまが導いてください。イエス様によって祈ります。

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