《使徒書の御言葉》その115「神さまがともにおられれば、すべてが変わります」

《使徒書の御言葉》その115「神さまがともにおられれば、すべてが変わります」

一コリント15:42 死者の復活もこれと同じです。蒔かれるときは朽ちるものでも、朽ちないものに復活し、15:43 蒔かれるときは卑しいものでも、輝かしいものに復活し、蒔かれるときには弱いものでも、力強いものに復活するのです。

※わたしたちは、自分はやがて死んで朽ちてしまう、何もなくなってしまう、と思ってしまいがちですが、目には見えないけれども神さまがいつもいつまでも、ともにいらしてくださることを知ったならば、その意味で自分は朽ちないものであるという希望を抱くことができます。自分のことを卑しいものだと思っていても、じつは、神さまがともにいらしてくださることを知れば、自分が輝いて見え始めます。自分は弱い者だと思っていても、じつは、神さまがともにいらしてくださることを知れば、力強さが満ちてきます。

今週の祈り「神さま、この祈りにおいて、わたしたちの心を、憎しみではなく愛で満たしてください。相手を懲らしめることによってではなく、あなたの愛を愛することによって、わたしたちの傷ついた心を癒してください。神さま、目標に向かって歩んでいる若い人びとをお導ください。炎天下の中、高齢の方がた、病気の方々、高温の中にいる方がたを、どうぞ、お守りください。神さま、深い悲しみ、大きな不安にある方々を、どうぞ、お支えください。その苦しみを、どうぞ、おわかりください。そして、お救いください。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《創造者に導かれる旅》114 「神さまは呪いではなく、祝福をくださいます」

暑いですね。主のお守りをお祈りいたします。

《創造者に導かれる旅》114　「神さまは呪いではなく、祝福をくださいます」

申命記11: 11:26 見よ、わたしは今日、あなたたちの前に祝福と呪いを置く。

11:27 あなたたちは、今日、わたしが命じるあなたたちの神、主の戒めに聞き従うならば祝福を、11:28 もし、あなたたちの神、主の戒めに聞き従わず、今日、わたしが命じる道をそれて、あなたたちとは無縁であった他の神々に従うならば、呪いを受ける。

※神さまはどんなお方でしょうか。わたしたちは神さまから何をいただくでしょうか。もし、わたしたちが聖書を読み、そこに神さまの無償の愛、神さまが今ここにおられ、わたしたちに平和をお与えくださるメッセージを聞き取るならば、それは神さまからの祝福でありましょう。もし、わたしたちが聖書を読んでも、神さまは厳しく罰する方で、自分は神さまから見捨てられ、何の恵みもいただいていないと思うならば、それは自分自身による呪いでありましょう。神さまは、わたしたちにご自身の祝福をお与えくださり、わたしたちをわたしたちの呪いから解き放とうとしてくださいます。

今週の祈り「神さま、静かな祈りへとお招きくださり、まことにありがとうございます。神さま、この祈りにおいて、あなたの平安でわたしたちを満たしてください。神さま、わたしたちが二度と戦争をしないように、わたしたちを戒めてください。神さま、人の支配や暴力によって失われてしまった人びとを、天において、あなたの平和で満たしてください。神さま、平和を求め続ける人びとを祝福してください。わたしたちもそのひとりにさせてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《使徒書の御言葉》その114「いのちの証書は全員に授与されます」

《使徒書の御言葉》その114「いのちの証書は全員に授与されます」

一コリント15:21 死が一人の人によって来たのだから、死者の復活も一人の人によって来るのです。15:22 つまり、アダムによってすべての人が死ぬことになったように、キリストによってすべての人が生かされることになるのです。

※卒業証書の文言は最初の一人に対してだけ読まれる場合が多いと思いますが、それ以外の人を含む全員に、証書は授与されます。アダムやキリストもその最初のひとりに似ているかも知れません。アダムひとりが死ぬのではありませんが、アダムはいつかは必ず死を迎える全人間の代表として、聖書では描かれています。同様に、キリストひとりが神さまから復活のいのちを与えられるのではありませんが、キリストは生徒代表として、神さまからいのちの証書を読み上げられるのです。それにつづくわたしたちにも、いのちの証書は、もちろん、授与されます。

今週の祈り「神さま、祈りなきわたしたちを祈りにお招きくださり、ありがとうございます。祈りは、わたしたちの言葉ではなく、あなたの治めてくださる愛の場であることをわきまえさせてください。神さま、ひとりのいのちが損なわれることがありませんように。神さま、百人のいのちが損なわれることがありませんように。神さま、若い人びとの歩みを守り、お導きください。神さま、ひとりひとりの生活をお守りください。今日と明日の糧を、どうぞ、お与えください。あなたが備えてくださるという信頼をわたしたちの中に育ててください。神さま、わたしたちを悪から救い出してください。すべての栄光を、わたしたちではなく、あなたのものとさせてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《創造者に導かれる旅》113 「神さまには、見返りを求めるのではなく、感謝をささげましょう」

《創造者に導かれる旅》113　「神さまには、見返りを求めるのではなく、感謝をささげましょう」

申命記11:13 もしわたしが今日あなたたちに命じる戒めに、あなたたちがひたすら聞き従い、あなたたちの神、主を愛し、心を尽くし、魂を尽くして仕えるならば、
11:14 わたしは、その季節季節に、あなたたちの土地に、秋の雨と春の雨を降らせる。あなたには穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油の収穫がある。

※神さまはわたしたちの人生の局面ごとに、道を備え、必要なものを与えてくださいます。愛を注ぎ、恵みを収穫させてくださいます。わたしたちは、それに感謝して、それに応えて、神さまの御言葉に耳を傾けたいと思います。そして、神さまの愛のお心に少しでも近づき、神と隣人を愛せよとの戒めに少しでも誠実でありたいと祈ります。わたしたちはまず自分が良いことをしてその見返りに神さまから何かをいただくことはできませんが、反対に、神さまからいただいている恵みに気付いて、感謝して、それに少しでもお応えしたいと祈ります。

今週の祈り「わたしたちの光である神さま、わたしたちの世界の闇、心の闇を、どうぞ、照らしてください。闇ではなく、光の内を歩ませてください。神さま、この祈りを光で満たしてください。神さま、仕事や生活や家族のことで、ほんとうに苦しんでいる友がいます。なかなか出口が見えません。神さま、どうぞ、道を切り開いてください。神さま、病を抱えている友がいます。どうぞ、あなたの御手でお癒しください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《使徒書の御言葉》その113「永遠のいのちは、まず、イエス・キリストにおいて、実を結びました」

《使徒書の御言葉》その113「永遠のいのちは、まず、イエス・キリストにおいて、実を結びました」

一コリント15:20 しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。

※イエスは十字架について死んで墓に埋められたけれども、復活して弟子たちや人びとのところに現われた、と福音書は証言しています。イエスと人々のつながりは、死によって終わりにはならなかったのです。いや、それ以前に、イエスと神とのつながりは死によって断ち切られることはなかったのです。これが復活です。そして、キリストに続いて、わたしたちと神とのつながりも永遠のものとなりました。まず、キリスト、そして、わたしたちもそれに続いて、神さまとの永遠のつながりをいただいたのです。その意味で、キリストは、わたしたちの初穂、永遠のいのちの最初の実りなのです。

今週の祈り「神さま、あなたの平和をわたしたちの中に満たしてください。神さま、わたしたちが思い煩いから離れ、あなたに委ねることができますように、どうぞ、お導きください。わたしたちを造り替えてください。神さま、わたしたちの自分中心の思いを打ち砕いてください。わたしたちの言葉を清めてください。神さま、あなたが教会を導く牧者であることをつねに思い起こさせてください。神さま、誰にも気づかれず苦しんでいる友が世の中にも教会にもいます。神さま、一匹の羊をどうぞ見つけ出してください。わたしたちもともに祈らせてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《使徒書の御言葉》その113「永遠のいのちは、まず、イエス・キリストにおいて、実を結びました」

《使徒書の御言葉》その113「永遠のいのちは、まず、イエス・キリストにおいて、実を結びました」

一コリント15:20 しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。

※イエスは十字架について死んで墓に埋められたけれども、復活して弟子たちや人びとのところに現われた、と福音書は証言しています。イエスと人々のつながりは、死によって終わりにはならなかったのです。いや、それ以前に、イエスと神とのつながりは死によって断ち切られることはなかったのです。これが復活です。そして、キリストに続いて、わたしたちと神とのつながりも永遠のものとなりました。まず、キリスト、そして、わたしたちもそれに続いて、神さまとの永遠のつながりをいただいたのです。その意味で、キリストは、わたしたちの初穂、永遠のいのちの最初の実りなのです。

今週の祈り「神さま、あなたの平和をわたしたちの中に満たしてください。神さま、わたしたちが思い煩いから離れ、あなたに委ねることができますように、どうぞ、お導きください。わたしたちを造り替えてください。神さま、わたしたちの自分中心の思いを打ち砕いてください。わたしたちの言葉を清めてください。神さま、あなたが教会を導く牧者であることをつねに思い起こさせてください。神さま、誰にも気づかれず苦しんでいる友が世の中にも教会にもいます。神さま、一匹の羊をどうぞ見つけ出してください。わたしたちもともに祈らせてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《創造者に導かれる旅》112 「あなたも寄留者なのだから、寄留者を愛しなさい」

《創造者に導かれる旅》112　「あなたも寄留者なのだから、寄留者を愛しなさい」

申命記10:19 あなたたちは寄留者を愛しなさい。あなたたちもエジプトの国で寄留者であった。

※イスラエルの民はかつて、エジプトに寄留していました。今で言えば、外国人労働者、移民、難民、外国籍住民のような苦しみを味わっていました。イスラエルの民は神さまによってエジプトから助け出され、カナンの地に定住をすることになりますが、今度は、そこに寄留する外国人、他民族もいました。そのような民を虐げてはならない、大切にしなさい、と神さまは言われます。わたしたちは、日本に寄留する人びとを大事にしているでしょうか。さらに言えば、わたしたち自身、本国は神の国にあり、この世界に寄留する者であり、神さまに守られていることに気づいているでしょうか。隣人もそのような寄留者として迎え入れているでしょうか。

今週の祈り「神さま、あなたはわたしたちのいのちの源です。疲れ果てたわたしたちを、立ち上がらせ、歩かせ、生かす、いのちの力をお与えください。この祈りのときに、あなたのいのちの聖霊を吹き込んでください。神さま、日々の生活のことで、苦しんでいる友がいます。どうぞ、お支えください。神さま、病気で苦しむ方々を、どうぞ、お癒しください。神さま、わたしたちを平和で満たしてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《使徒書の御言葉》その112「わたしたちの罪と神の恵みをたえず告白します」

《使徒書の御言葉》その112「わたしたちの罪と神の恵みをたえず告白します」

一コリント15:9 わたしは、神の教会を迫害したのですから、使徒たちの中でもいちばん小さな者であり、使徒と呼ばれる値打ちのない者です。15:10 神の恵みによって今日のわたしがあるのです。

※わたしたちは人を、さらには、教会をすら傷つけるものです。イエスさまを信じる者としては、とても小さな者です。イエスさまを信じる者と呼ばれるにふさわしくありません。わたしたちにはこの自覚、罪の告白がつねに伴います。けれども、神さまはそのわたしたちを、たった今も生かしてくださいます。神さまの恵みなしには、わたしたちは信仰者であることができません。わたしたちにはこの自覚、恵みの告白もつねに伴います。

今週の祈り「神さま、思い煩い、自分の言葉にこだわるわたしたちを、どうぞ、あなたとの静かな祈りへとお導きください。自分の思いをなすのではなく、隣人の声に聴き、あなたの平安を慕い求めさせてください。神さま、わたしたちを静めてください。神さま、苦しむ友がいます。どうぞ、その苦しみから救い出してください。神さま、絶望している友がいます。どうぞ、希望をもたらしてください。神さま、孤独な友がいます。どうぞ、あなたがともにいらしてください。神さま、わたしたちを覆う闇から救い出して、すべての誉れをあなたに返させてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《創造者に導かれる旅》111 「神さまは、人に偏見を持たず、代価を求めません」

《創造者に導かれる旅》111　「神さまは、人に偏見を持たず、代価を求めません」

申命記10:17 あなたたちの神、主は神々の中の神、主なる者の中の主、偉大にして勇ましく畏るべき神、人を偏り見ず、賄賂を取ることをせず、10:18 孤児と寡婦の権利を守り、寄留者を愛して食物と衣服を与えられる。

※神さまはわたしたちを差別なさいません。交換条件を求めることもなさいません。そして、弱い人びと、苦しんでいる人びとの存在と尊厳を守ってくださり、居場所のない人びとを慈しみ、必要なものをわかち与えてくださいます。神さまは、わたしたちが社会の中で隅に追いやっている人びとを顧みてくださいます。どうじに、不信仰なわたしたちにも偏見を持たず、条件を求めず、苦しみ悩むわたしたちとともにいてくださり、寄る辺ないわたしたちを愛し、日毎の糧を今日もわかち与えてくださいます。

今週の祈り「神さま、静まっていることのできないわたしたちを静けき祈りに導き入れてくださり、まことにありがとうございます。神さま、友がなく、職がなく、寄る辺がなく、癒しがなく、傷み、苦しんでいる友がいます。どうぞ、あなたがともにいて、手を握り、肩を抱いてください。神さま、道が開けず、なかなか前に進めない友がいます。どうぞ、あなたがともに歩み、友の前方に道を切り開いてください。神さま、わたしたちが自分の思いよりも、相手の気持ちに心を配ることができるようにお導きください。神さま、わたしたちを悪より救い出してください。すべての力をわたしたちからあなたに返却させてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」

《使徒書の御言葉》その111「信仰月足らずのわたしたちのところにも復活したイエス・キリストはお越しくださいます」

《使徒書の御言葉》その111「信仰月足らずのわたしたちのところにも復活したイエス・キリストはお越しくださいます」

コリントの信徒への手紙15:5 ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。15:6 次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。15:7 次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、15:8 そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。

※イエス・キリストは十字架につけられ殺されてしまいましたが、復活し、ケファ（ペトロ）に現われ、多くの人に現われ、ヤコブに現われ、残りの弟子たちにもあらわれました。そして、ついには、イエスさまの直接の弟子ではなかった上にイエスさまを信じる人々を迫害していたパウロにも現われました。それがパウロの救いでした。わたしたちはどうでしょうか。わたしたちも、イエスさまの忠実な弟子とは言えませんし、信仰が十分に熟してから洗礼を受けたわけでもありません。まさに、「月足らずで生まれた」信仰者です。けれども、パウロの時と同じように、このようなわたしたちのところにも、復活したイエス・キリストは現われてくださるのです。

今週の祈り「神さま、祈りへとお導きくださり、まことにありがとうございます。神さま、不安な人びと、心に穴を抱えている人びと、辛い病気を抱えている人びとを、どうぞ、お癒しください。お慰めください。神さま、わたしたちをへりくだらせ、自分中心の想いや言動に気付かせ、悔い改めさせ、新しい道を歩ませてください。神さま、求める人びとの前に道を切り開いてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」