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良いことをしても自慢しない [こども説教]

こども20230312  マタイ6:1-4  「良いことをしても自慢しない」

皆さん、おはようございます。皆さんは、自分以外の人を助けたり、親切にしたりすることがありますか。そういうことをして、その人から、ありがとうございます、とか言われるとうれしいですよね。

たとえば、お年寄りが荷物を落としたとします。そして、皆さんがそれを拾って、そのお年寄りに渡したとします。そうすると、ありがとうございます、と言ってくださいました。これは、うれしいですよね。

あるいは、それを学校の先生がたまたま見ていて、ああ、あなたは良いことをしましたね、と褒めてくださったとします。これも、うれしいですよね。

ところが、それがうれしくて、また褒められたくなって、今度は、先生がいる前で、先生が見ている時に、わざわざ誰かに親切にする、これは、どうでしょうか。

これは、ちょっと変ですよね。誰かに親切にするのは、自然にそうした方がよいのであって、先生にほめられるためにするのではないですよね。

先ほど読んでいただいた聖書では、イエスさまはそのことを言っておられるのです。

だれかに褒めてもらうために、わざわざ誰かに見てもらえるように、人を助けたり、良いことをしたりするのは、やめましょう、とイエスさまは教えて下さるのです。

そんなことをしなくても、誰も見ていなくても、神さまは、見ていてくださる、だから、良いことをしたとき、誰かが見ていなくても、大丈夫だよ、とイエスさまは教えてくださったのです。

わたしたちは、人にやさしくしたり、親切にしたりするとき、誰かに褒めてもらうためではなく、本当にやさしい心から、そうしたいと思います。

お祈りをいたしましょう。神さま、わたしたちは、自分のことをすぐに自慢したがりますが、それよりも、わたしたちがほかの人にやさしい心を、そして、それを自慢しない心を持つことができますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。

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地の塩、世の光 [こども説教]

こども20230212  マタイ5:13-16  p.6「地の塩、世の光」

皆さん、おはようございます。皆さんは、塩、お塩は好きですか。お塩はどんな味がしますか・・・そうですね、お塩はしょっぱいですね。

では、塩にはどんな働きがありますか・・・味をつける、食べ物をおいしくする、食べ物を保存する、そんな働きがあります。

イエスさまは、お弟子さんたちに、「あなたがたは地の塩である」と言われました。これは、どういう意味なのでしょうか。

まず「地の塩」というのは、「この世界の塩」「この社会の塩」「この世の中の塩」という意味です。

世界ってどういうことかわかりますか・・・社会ってどういうことかわかりますか・・・世の中ってどういうことかわかりますか

これは、きっと、たとえば、皆さんが何人かでいるとき、そのとき、皆さんは、塩のような役目をしなさい、ということだと思います。

では、塩のような役目をするとはどういうことでしょうか。

イエスさまは、もうひとつ、こういうことも言われました。「あなたがたは世の光である」。

「世の光」ってどういうことでしょうか。世というのも、さきほどど同じように、この世界、この社会、この世の中、人が集まっているところ、という意味だと思います。

何人か人が集まっている時、そこで、皆さんが光の役割をする、それから、さっきのように、塩の役割をする、これは、どういう意味でしょうか。

きっと、それは、そこにいるみんなを楽しくし、明るくし、みんなの心がうれしくなるような、みんなのこころがやさしくなるような、みんなの心が安心できるような、そういう役割をすることではないかなと思います。

わたしたちも、みんなの心を、明るくやさしくすることのお手伝いができるといいですね。

お祈りいたしましょう。神さま、イエスさまはお弟子さんたちに、あなたたちは地の塩、世の光である、と言われました。わたしたちも、お友達の心をやさしく、明るくすることができますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。

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ちいさなわたしを [こども説教]

こども20221211  ルカ1:46-48  p.101 「ちいさなわたしを」

皆さん、おはようございます。今日は、三本のろうそくに火が点りました。来週は四本、そして、クリスマスがやってきます。

クリスマスは神の子イエスさまのお誕生日です。二千年前、イエスさまはユダヤのベツレヘムという村で生まれました。

では、今年は、イエスさまはどこに生まれるでしょうか・・・それは、わたしたちの心です。

今年は、そして、来年も、その次の年も、ずっとずっと、イエスさまはわたしたちの心にお生まれになります。

イエスさまは、どんな人の心に生まれるのでしょうか。偉い人の心の中に生まれるのでしょうか。王さまやお姫さまの心の中に生まれるのでしょうか。お金持ちの心の中に生まれるのでしょうか。

たしかに、こういう人の心の中にも、イエスさまは生まれるでしょう。けれども、イエスさまは、普通の人、普通のわたしたちの心の中にも生まれるのです。

イエスさまのお母さん、マリアさんは普通の人でした。偉い人でもなければ、お姫さまでもなければ、お金持ちでもありませんでした。

天使はマリアさんに「あなたは救い主イエス・キリストを生みますよ」と言われました。マリアさんは、びっくりしましたが、とても喜びました。

そして、こう言いました。「神さまは、わたしのような小さな女の子も大事にしてくださいます。イエスさまは、わたしのような小さなふつうの女の子の心の中にも来てくださいます」

皆さんはいかがですか。皆さんは偉い人ですか。お姫さまですか。お金持ちですか。それとも、ふつうのこどもですか。

ふつうのこどもですよね。それでも、イエスさまは皆さんの心の中に生まれくださいます。わたしたちの小さな心の中に、イエスさまをおむかえいたしましょう。

お祈りしましょう。神さま、わたしたちはマリアさんと同じように特別偉い人ではありませんが、イエスさまはわたしたちの心の中に来てくださいます。ありがとうございます。そのイエスさまを喜んでお迎えすることができますように。イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。

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あきらめない [こども説教]

こども20221204  ルカ1:26-38  p.100 「あきらめない」

皆さん、おはようございます。皆さん、希望という言葉を知っていますか。希望とは、どんなことがあってもあきらめない心のことです。

マリアさんのところにガブリエルという天使がやってきて、「あなたは救い主になる子どもを産みますよ」と言いました。イエスさまのことです。マリアさんは、自分が子どもを産んで、その子どもが救い主になるなんて信じられませんでした。

ですからマリアさんは天使に「そんなことがあるはずないです」と言いましたが、天使は「神さまが神さまのお力でそうしてくださるのです」と言いました。

それから、天使はこんなことも言いました。「あなたの親戚のエリサベトさんはもうおばあさんですが、もうじき子どもが生まれるのですよ。神さまがそうしてくださるのですよ」

わたしたちは、そんなことはありえないとか、そんなことは無理だ、とあきらめてしまうことがありませんか。

ロシアとウクライナというところで戦争が起こっています。たくさんの人が死んでいます。早く終わってほしいと世界中の人びとが望んでいますが、戦争はなかなか終わりません。

コロナがずっと続いています。もう三年も続いています。もうじき終わるかなと思いましたが、またこれから、コロナにかかる人が増えるとも言われています。

けれども、これまで、いろいろな病気、治らないと思われていた病気も、治るようになったり、その病気がほとんどなくなったりしています。

これまで、なかなか終わらなかった戦争の中にも、ついには終わった戦争もあります。

もうだめだ、もうできないとあきらめてしまわないことが大切です。かならず神さまが力を貸してくださいますから、わたしたちはあきらめない心を持ちましょう。

お祈りしましょう。神さま、マリアさんにありえないことが起こったように、わたしたちも、ありえないとあきらめず、神さまを信じる心を与えてください。神さまに希望を抱く心を与えてください。イエス・キリストによってお祈りいたします。

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インマヌエル [こども説教]

こども20221127  マタイ1:18-23  p.1 「インマヌエル」

皆さん、おはようございます。今日のお話には「インマヌエル」という題をつけました。「インマヌエル」、ちょっと不思議な言葉ですが、これは、神さまがあなたと一緒にいるから大丈夫だよ、という意味です。

ところで、今日からアドベントが始まります。アドベントはクリスマスの前の四週間のことで、今週は一本、来週は二本、その次は三本、そして、そのつぎは四本のろうそくに火をつけると、クリスマスがやってきます。楽しみですね。

クリスマスは、イエスさまのお誕生日ですが、イエスさまはどうやってお生まれになったのでしょうか。

イエスさまのお母さんはマリアさん、お父さんはヨセフさんでした。ふたりはまだ結婚していなかったのですが、神さまの力で、マリアさんのお腹の中に、イエスさまが宿ることになりました。

ヨセフさんは、最初、そんな神さまの力を信じられなくて、マリアさんと結婚するのをやめよう、と思いました。ところが、天使があらわれて、ヨセフさんに、「マリアのお腹に赤ちゃんが宿っているのは、聖霊の力だよ。聖霊の力とは神さまの力のことだよ」と教えてくれました。そして、その赤ちゃんの名前は、イエスにしましょう、と天使は言いました。

ところで、イエスさまがお生まれになることは、旧約聖書に書いてあるよ、と天使は言いました。旧約聖書とは、イエスさまが生れる前からあった聖書のことです。

その聖書には、「インマヌエル」という不思議な言葉が書いてあります。それは、「神さまはあなたと一緒にいるよ」という意味なのです。

赤ちゃんのイエスさまは、大人になると、人びとに、大丈夫、神さまが一緒にいるよ、と教えるようになりました。そして、人びとはイエスさまを見て、ああ、神さまはわたしたちと一緒にいてくださるのだな、と信じるようになりました。


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野の花、空の鳥 [こども説教]

こども20210725 マタイ6:25-29 「野の花、空の鳥」

 皆さん、おはようございます。神さまがいるっていうことは、どうしたらわかるのでしょうか。神さまは目に見えないのに、どうしたら神さまはいるってわかるのでしょうか。



 イエスさまは、野原のお花と空の鳥を見ていたら、神さまがいるってことがわかったのです。今日も、〇〇さんがここにお花を用意してくださいましたが、このお花を見ると神さまがいるってことがわかるでしょうか。



 花はどうやって咲くのでしょうか。花が咲く仕組み、植物が育つ仕組みは、学校の理科で習うと思います。もう習った人もいるでしょうか。



 では、どうしてそんな仕組みがあるのでしょうか。どうしてお花はただ咲くだけでなく、きれいに咲くのでしょうか。それは、理科の授業だけではわかりません。



 今から二千年前、イエスさまは、野原に咲いているお花を見て、ああこのきれいな花は神さまが咲かせてくれたのだなと思いました。そして、神さまはお花を美しくするのと同じように、わたしたち人間ひとりひとりも美しくしてくださるのだなと思ったのです。



 それから、イエスさまは、空の鳥を見て思いました。神さまは、鳥にもいのちを与え、守り、生きるようにしてくださったのだなとイエスさまは思いました。そして、神さまは鳥にいのちを与え守ってくださるように、わたしたち人間ひとりひとりにもいのちをくださり守ってくださると思ったのです。

 このように、イエスさまは、野原の花や空の鳥を見て、ああ、神さまがいるんだな、神さまは花とわたしたちを美しくしてくださり、鳥とわたしたちのいのちを守ってくださるのだなと思ったのです。



 じつは、わたしも、イエスさまの真似をして、お花を見て、ああ神さまっているんだなと思うようになりました。そして、鳥でもいいのですが、うちには猫がいるので、猫を見て、ああ神さまっているんだな、神さまは猫のような小さな動物にもいのちをくださったのだなと思うようになりました。



 そして、わたしは、お花や猫の写真を撮るのが大好きになりました。今日は、わたしが撮ったお花と猫の写真を少し見てもらって、ああ、神さまっているんだなと思ってもらえたらうれしいです。



 では、お祈りをして、その写真をあそこの壁に映したいと思います。

(↓これをクリックしていただいたら、ご覧いただけます)


https://www.youtube.com/watch?v=MCw9A0EjsWA

 お祈りをしましょう。神さま、あなたは、野原の花を美しく咲かせ、空の鳥にいのちを与え、守ってくださいます。そして、神さま、あなたは、わたしたちみんなにも、うつくしいいのちを与え、守ってくださいます。わたしたちがこのことをいつも忘れず、神さまのことを忘れないように守ってください。イエスさまによってお祈りいたします。

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イエスさまの教えてくれたお祈り [こども説教]

こども20210711 マタイ6:9-13 「イエスさまの教えてくれたお祈り」
 皆さん、おはようございます。さっき読んでいただいた聖書の言葉は、どこかで聞いたことがありませんか。
 もういちど読んでみましょう。
6:9 だから、こう祈りなさい。『天におられるわたしたちの父よ、/御名が崇められますように。6:10 御国が来ますように。御心が行われますように、/天におけるように地の上にも。6:11 わたしたちに必要な糧を今日与えてください。6:12 わたしたちの負い目を赦してください、/わたしたちも自分に負い目のある人を/赦しましたように。6:13 わたしたちを誘惑に遭わせず、/悪い者から救ってください。』」

 どこかで聞いたことがありますよね。そうです。これは、主の祈りとほとんど同じですね。じつは、わたしたちが毎週礼拝でお祈りする主の祈りは、今日の聖書に書いてあったのです。
 このお祈りは、イエスさまが「お祈りするときは、こういうふうにお祈りするといいよ」と教えてくださったお祈りなので、主の祈り、と言います。主の祈りとは、イエスさまのお祈り、イエスさまが教えてくれたお祈りという意味なのです。
 では、主の祈りには、どういう意味があるのでしょうか。主の祈りを最初から見てみましょう。
 まず「天の父、わたしたちの父よ」ですが、これは、目には見えない神さま、神さまは、お父さんのように、わたしたちを愛し、わたしたちを育ててくださるお方です、という意味です。
 それから、「み名があがめられますように」。これは、神さまのことを皆が大切にしますように、ということだと思います。
 そして、「あなたの国がきますように。みこころが、天と同じく地でも行われますように」。これは、神さまのやさしい心がどこの国にも満ち溢れますように、ということではないでしょうか。
 それから、「今日のパンを今日お与えください」。これは、世界中のみんなが今日もご飯を食べることができますように。お腹がすいて苦しみませんように、ということではないでしょうか。
 「わたしたちの負い目をおゆるしください。わたしたちも負い目をゆるしあいます」。これは、わたしたちが人の心を傷つけてしまったら、神さま、ゆるしてください、ということだと思います
 「わたしたちを誘惑におちいらせず、かえって、悪からお救いください」。これは、神さま、わたしたちが自分の弱い心に負けませんように、という意味ではないでしょうか。
 そして、最後に、「国も力も栄えも、限りなくあなたのものです」。これは、神さま、あなたがこの世界を創ってくださいました。そして、守ってくださいます、という意味だと思います。
 では、じつは、これが、こどもさんびかの19番にあります。主の祈りがさんびかになっているのです。これを歌うのは大変なのでCDで聞いてみましょう。

 そしたら、今度は、これを聞きながら、わたしたちの主よ、のところだけ、歌ってみましょう。いつもは、お話の最後にお祈りをしますが、今日はお祈りの代わりに、この讃美歌を歌うことでお祈りにします。


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だれにでも、おはようを [こども説教]

こども20210627 マタイ5:43-48 「だれにでも、おはようを」
 皆さん、おはようございます。わたしは、子どものころ、好きな友達とは仲良くしていましたが、好きでない人のことは、悪口を言ったり、ときには、けんかをしたりしていたと思います。
 じつは、おとなになっても、おなじようなことはあります。やはり、好きな人とか、自分の味方になってくれる人とは仲良くしますが、嫌いな人とか、自分の味方になってくれない人には、悪口を言ったり、けんかをしたりすることがあります。
 けれども、イエスさまは、自分の敵を愛しなさい、自分の敵とも仲良くしなさい、と教えてくださいました。イエスさまは、自分に嫌なことをする人のことも、神さま、この人が幸せになりますように、とお祈りするように教えてくれたのです。
 なぜでしょうか。それは、わたしたちは、みんな神さまの子どもだからです。わたしたちは、みんな神さまの子どもで、神さまから愛されているからです。神さまは、この人は友達だから仲良くする、この人は敵だから嫌なことをしてやる、なんてことはなさいません。
 太陽はわたしたちに光や熱を与えてくれます。太陽がなければ、わたしたちは真っ暗だし、寒くて仕方ありません。太陽がわたしたちみんなに光や熱を注いでくれるから、わたしたちは生きているのです。
 たとえば、太陽は、この人は好きだから光と熱をあげるけれども、この人は嫌いだから、光も熱もあげない、なんて言うでしょうか。言いませんよね。
 雨が降ると、濡れてしまうのは困りますが、雨が降るおかげで、わたしたちは、水を飲むことができます。雨で育った野菜や果物を食べることができます。
 では、雨は、この人は好きだからこの人の畑には一杯雨を降らそう、この人は嫌いだからこの人の畑には雨を降らさないようにしよう、なんて言うでしょうか。言いませんよね。
 神さまも、この太陽や雨と同じです。神さまは、この人は好きだからとても愛する、この人は嫌いだからまったく愛さない、などとは言わないのです。
 わたしたちも、神さまを見習うことができたらよいですよね。好きな人ばかりでなく、そうでない人とも仲良くできたらよいですよね。今、仲良くしていない人とも仲良くできたらよいですよね。
 すぐには無理かも知れません。でも、仲良しの人には、おはようとあいさつをするように、そんなに仲良くない人にも、おはようとあいさつできると良いですよね。
 神さまがどんな人でも愛してくださるように、わたしたちも、今仲良くない人とも、いますぐではありませんが、ゆっくりと少しずつ仲良くなれるとよいですね。
 お祈りをいたしましょう。神さま、あなたは、わたしたちを誰は好きとか誰は嫌いとか言わずに、わたしたち皆を愛してくださいます。わたしたちも、今仲良くない人とも、いつか仲良くなれるように、神さまが導いてください。イエス様によって祈ります。

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この花をあなたに [こども説教]

こども20210613   「この花をあなたに」 マタイ6:28-30a

 皆さん、おはようございます。今日は「花の日」という日です。

 皆さんは、どんなお花が好きでしょうか・・・

 教会の庭には、今日は、どんなお花が咲いていましたか。

 お花には、じつは、神さまから頼まれた大事なお仕事があるのです。

 それは、人の心をやさしくするというお仕事です。

 わたしたちは、どんなときに、お花をあげたり、もらったりするでしょうか・・・

 ありがとうという気持ちを伝えたいとき、おめでとうという気持ちを伝えたいとき・・・お花はほかにどんな気持ちを伝えることができるでしょうか。

 このようにお花には、わたしたちの心をやさしくするというお仕事があります。

 それから、じつは、お花にはもうひとつ大事なお仕事があるのです。

 それは、神さまって本当にいるんだよ、ということを知らせるお仕事です。もっと詳しく言えば、神さまがわたしたちにいのちを与えてくれたんだよ、ということを知らせるお仕事です。

 お花は、わたしたち人間が、種を蒔いたり、球根を植えたり、水をかけたりすると、大きく育って、きれいな花を咲かせますが、それだけではありません。それだけではきれいな花は咲かせません。それだけでなく、神さまがお花にきれいに咲くいのちを与えているから、お花はきれいに咲くのです。お花はきれいに咲いて、神さまがわたしたち人間や動物や植物にいのちを与えてくださることを伝えているのです。

 今日は、帰りに一本ずつお花を持って帰って、やさしい心を込めて誰かにわたしてください。神さまがこの人を守ってくださいますようにというお祈りをこめて渡してください。

お祈りをいたします。神さま、あなたは、この世界にきれいな花を咲かせてくださいました。わたしたちは、お花を見て、心がやさしくなります。お花を見て、神さまのことを思うことができます。ありがとうございます。イエスさまのお名前によってお祈りいたします。

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神さまの心 [こども説教]

こども20210523   「神さまの心」 使徒言行録2:1-8
 皆さん、おはようございます。教会には、三つの大きな記念日、お祝いの日があります。ひとつめは、クリスマスですね。これは、どういう日でしょうか・・・そうですね。クリスマスはイエスさまが生まれたことをお祝いする日ですね。
 ふたつめは、イースターです。これは、どういう日でしょうか・・・そうですね。イースターは、イエスさまが復活したことをお祝いする日ですね。
 そして、みっつめは、じつは、今日なんです。今日は、ペンテコステという日です。日本語では、聖霊降臨日と言います。
 クリスマスやイースターのように、にぎやかなお祝いはしないのですが、じつは、ペンテコステも、教会にとってとても大事な日なのです。
 イエスさまは十字架について死んでしまいました。そして、お墓に埋められてしまいました。弟子たちは、大好きなイエスさまにもう会えないと悲しんでいました。ところが、イエスさまは復活して、弟子たちのところに戻ってきてくれたのです。
 そして、イエスさまは弟子たちと四十日間一緒に過ごしました。しかし、イエスさまは、天に帰ってしまいます。弟子たちは、せっかくイエスさまが戻ってきてくれたのに、またいなくなってしまうと思いました。でも、イエスさまは、もう一度もどってくると約束してくれたのです。
 イエスさまはいつ戻ってきてくれるのだろうと弟子たちが教会に集まっていましたら、ふしぎな風がびゅうっと吹きました。讃美歌の通りですね。そして、ろうそくの炎のような、あるいは、わたしたちの舌のようなものが、ひとりひとりの頭の上に現れました。
 すると、お弟子さんたちはいろいろな国の言葉で、神さまのお話を始めました。まわりにはいろいろな外国から来た人びとがいましたが、皆、自分たちの国の言葉で、神さまのお話を聞くことができました。
 イエスさまがおられるときと同じでした。イエスさまは十字架につけられる前、人びとに神さまのお話をよくしていました。神さまはわたしたちひとりひとりを愛してくださる、大事にしてくださる、神さまはわたしたちを育ててくださる、というお話をイエスさまはよくしていました。
 ふしぎな風がびゅうっと吹いた日、イエスさまの姿は目には見えませんでしたが、まるで、イエスさまがそこにいて、神さまのお話をしてくれるようだったのです。
 このふしぎな風のことを、聖霊と言います。聖霊は、神さまのお心です。そして、聖霊は、イエスさまのお心です。教会では、目には見えないけれども、聖霊がここにある、神さまのお心、イエスさまのお心がここにあると信じて、聖書の言葉を聞くのです。

 お祈りをいたしましょう。神さま、風は目に見えませんが、たしかにここに吹いているように、神さまとイエスさまもわたしたちの目には見えませんが、神さまの心、イエスさまの心がわたしたちと一緒にあることを信じることができますように。

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