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目に見えなくても、 イエスさまが一緒にいてくださる [イースターメッセージ]

神さまは目に見えない
イエスさまも目に見えない

神さまは本当におられるのか
イエスさまは本当にわたしたちと一緒にいてくださるのか
イエスさまは一体どこにおられるのか

イエスさまの弟子がふたり、暗い顔をして旅をしていた
イエスさまは十字架につけられて死んでしまった
お墓に埋められてしまった
もう会うことができない
イエスさまがいないと何にもできない
悲しい 
心配だ

すると、もうひとり旅人が、この二人に近づいてきた
そんなに暗い顔をして 何の話をしているのですか

わたしたちの大事な先生、イエスさまが死んでしまったのです
人びとはイエスさまのことを憎んで
十字架で死刑にしてしまったのです

イエスさまならわたしたちを救ってくださる、
と希望を抱いていたけれども
それもなくなってしまいました

死刑にされたイエスさまはお墓の中に入れられました
それから三日目に女の人たちがお墓に行きました
ところが、イエスさまの死体がそこからなくなっていたのです
イエスさまは死んでしまって、死体さえもなくなってしまいました

女の人たちが言うには、天使が現われて、
イエスさまは生きている と告げたそうです

それを聞いて、男の弟子たちがお墓に駆けつけましたが、
やはり、イエスさまはそこにはおられませんでした
ああ、イエスさまは一体どこにいってしまわれたのでしょうか
本当にイエスさまは生きておられるのでしょうか

旅人はふたりの弟子に言った
聖書を良く読んでみなさい
救い主は苦しみを受けるけれども
神さまは救い主を助けられる と書かれています

そう言って旅人は、
旧約聖書全体にわたって救い主のことが書かれていることをふたりの弟子たちに教えた
弟子たちの心はなんだかとてもあたたかくなった

夕方になった
それでも旅人は旅を続けようとする

ふたりの弟子たちは言った
どうぞ、今夜はわたしたちと一緒に宿に泊まってください
旅人は一緒に宿に泊まった

夕食のテーブルに皆ですわった
旅人が、パンを手に取った
そして、お祈りをし、
わけて食べるために、パンをちぎって、
それを二人の弟子に渡した

その時だ
あ、イエスさまだ
イエスさまが一緒に歩いていてくださったんだ
イエスさまが一緒に泊まり、一緒にご飯を食べてくださっておられるのだ

そう気が付いた時
イエスさまの姿はもう見えなかった
けれども、ふたりの弟子たちは、目に見えなくても、
イエスさまが一緒にいてくださる
と信じている
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イエスさまの復活、イースター [イースターメッセージ]

死んだらどうなるのか。
死んだあとはどうなるか。
わからない。
誰にもわからない。

けれども、たったひとつだけ、たしかなことがある。
神さまが手を握っていてくださる。
神さまが一緒にいて手を握っていてくださる。

生きている今もそう。
目に見えないけれども、神さまが一緒にいて、手を握っていてくださる。
ぼくたちが大変な時も。
ぼくたちが苦しい時も。
いつも、神さまは、一緒にいて手を握っていてくださる。
そして死んだ後も。

イエスさまの弟子たちが湖を舟で進んでいた。
嵐が起こる。
波が激しい。
舟が沈みそうになる。

イエスさまがやってくる。
水の上を歩いてやってくる。
ペトロはイエスさまの真似をして、水の上を歩こうとする。
すぐに沈んでしまう。
イエスさまが手を伸ばしてくださった。
ペトロの手をつかみ、引き上げてくださった。

イエスさまは十字架につけられた。
十字架は死刑。
イエスさまは死んでしまった。

お墓に葬られた。
イエスさまは、お墓に横たわらされた。
寝かされた。
暗い墓穴の中にひとりぼっちで残された。
イエスさまの死体は暗い墓穴にひとりぼっちで放置された。

じつは、そうではなかった。
ひとりぼっちではなかった。

神さまがイエスさまと一緒におられた。
神さまがイエスさまの手をずっと握っておられた。
十字架につけられ、死んで、お墓に横たわるイエスさまの手を、神さまはずっと握っておられた。

その手をひいて、イエスさまを立ち上がらせた。
イエスさまは、立ち上がり、お墓の外に出て、みんなのところに戻って行った。

イエスさまはお墓の中にはもういない。
女の人たちがイエスさまの遺体をきれいにしようとお墓に来たけれども、イエスさまはお墓にはいなかった。

イエスさまは、神さまの手によって起き上がらされて、みんなのところに、戻って行った。
イエスさまの復活、イースター。

イエスさまは、今、わたしたちとともにいてくださる。
わたしたちの手を握っていてくださる。
イエスさまの復活、イースター。
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