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「目に見えない神さまを伝えてくれるイエス・キリストをお迎えする」 [中高生向けのお話]

中高生礼拝 20181209 ルカ4:14-21 p.107

 「目に見えない神さまを伝えてくれるイエス・キリストをお迎えする」

 皆さん、おはようございます。クリスマスまであと16日です。クリスマスを待つ期間を教会では待降節と言います。今日はその待降節の第二週です。ですから、二本のろうそくに火が灯っています。

 クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日です。では、イエス・キリストはどんなお方だったのでしょうか。それは一言では言えません。イエス・キリストがどんなお方だったか説明するには、そうとうの時間が必要です。イエス・キリストにはさまざまな側面があるからです。

 けれども、今日の聖書は、その一面を述べています。それは、イエス・キリストには「神さまの霊」が満ちていたということです。言い換えますと、イエス・キリストには、神さまの愛や神さまの力、わたしたちを生かす力が満ちていたということです。

 今日の聖書の中に「貧しい人に福音を知らせる」とありました。「福音」とは「うれしい知らせ」ということです。わたしたちが生きている世界には貧しくて苦しんでいる人びとがたくさんいます。わたしたちはこの人びとのことを忘れてはならないでしょう。それから、貧乏ではないけれども、心が貧しい人びともいます。心が充たされていない人びともいます。わたしたちもそうかも知れません。そういうわたしたちに、イエスさまは福音、うれしい知らせを伝えてくれるというのです。

 それは、どういう知らせでしょうか。それは、神さまが一緒にいてくださる、神さまが愛してくださる、神さまが平和をくださる、という知らせです。イエス・キリストは、わたしたちにそのようなことを知らせてくださるお方なのです。

 それから、今日の聖書には「目の見えない人に視力の回復を告げる」ともありました。聖書を読んでいますと、イエスさまは、じっさい目の見えない人の目を見えるようになさいました。それから、目が見えるけれども、イエスさまが一緒にいてくださることがわからない人に、それがわかるようにしてくださいました。イエスさまは、神さまは目に見えないけれども、たしかにここにおられ、わたしたちを愛してくださることを伝えようとしてくださるのです。

 待降節はアドベントとも言いますが、アドベントは、このようにわたしたちに神さまが一緒にいてくださることを、そして、神さまがわたしたちを愛してくださることを伝えてくれるイエスさまをお迎えする期間なのです。

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