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2021年10月17日 [今週の聖書の言葉]

【今週の聖書の言葉】

「目を覚ましていなさい」(マタイ25:13)

わたしたちは神に対して目を覚ましているでしょうか。ここに神がいることに、働いていることに気づいているでしょうか。
 わたしたちが神を知るのは、不思議なこと、奇跡的なことを通してばかりではありません。旧約聖書を開けば、聖書を記した人たち、その人たちが遺してくれた言葉、そして、預言者たちが、わたしたちを神に気づかせようとしてくれます。新約聖書では、イエス、パウロ、福音書記者たちが、わたしたちの目を神に向けようとしてくれます。
 あるいは、神が創造した世界も、また、神を予感させてくれます。大空、青空、雲、朝夕の陽光、山、森、木々、花、果実、土、風もそうです。イエスは空の鳥と野の花を通して、神がいのちに働きかけていることを教えてくれました。 
音楽や絵画も、芸術家が神を感じたことをわたしたちに伝え、わたしたちも芸術家とともに神を感じます。 人との交わり、人の温かさ、人の愛も、わたしたちに神の愛を予感させます。
 しかし、もしわたしたちが目を覚ましていなかったら、これらの中に、神を見過ごしてしまうかもしれません。
 イエスが十字架で息を引き取ったのを見て、ローマ兵の隊長は、「本当に、この人は神の子だった」と言いました。「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」と叫んで死んだ者の中に、「神の子」、神に生かされたいのち、神のいのちの働きを見いだすなどということは、眠っていてはできないでしょう。
 神はここに生きておられます。そのことに、いつも目を覚ましていたいと思います。

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