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神さまの心 [こども説教]

こども20210523   「神さまの心」 使徒言行録2:1-8
 皆さん、おはようございます。教会には、三つの大きな記念日、お祝いの日があります。ひとつめは、クリスマスですね。これは、どういう日でしょうか・・・そうですね。クリスマスはイエスさまが生まれたことをお祝いする日ですね。
 ふたつめは、イースターです。これは、どういう日でしょうか・・・そうですね。イースターは、イエスさまが復活したことをお祝いする日ですね。
 そして、みっつめは、じつは、今日なんです。今日は、ペンテコステという日です。日本語では、聖霊降臨日と言います。
 クリスマスやイースターのように、にぎやかなお祝いはしないのですが、じつは、ペンテコステも、教会にとってとても大事な日なのです。
 イエスさまは十字架について死んでしまいました。そして、お墓に埋められてしまいました。弟子たちは、大好きなイエスさまにもう会えないと悲しんでいました。ところが、イエスさまは復活して、弟子たちのところに戻ってきてくれたのです。
 そして、イエスさまは弟子たちと四十日間一緒に過ごしました。しかし、イエスさまは、天に帰ってしまいます。弟子たちは、せっかくイエスさまが戻ってきてくれたのに、またいなくなってしまうと思いました。でも、イエスさまは、もう一度もどってくると約束してくれたのです。
 イエスさまはいつ戻ってきてくれるのだろうと弟子たちが教会に集まっていましたら、ふしぎな風がびゅうっと吹きました。讃美歌の通りですね。そして、ろうそくの炎のような、あるいは、わたしたちの舌のようなものが、ひとりひとりの頭の上に現れました。
 すると、お弟子さんたちはいろいろな国の言葉で、神さまのお話を始めました。まわりにはいろいろな外国から来た人びとがいましたが、皆、自分たちの国の言葉で、神さまのお話を聞くことができました。
 イエスさまがおられるときと同じでした。イエスさまは十字架につけられる前、人びとに神さまのお話をよくしていました。神さまはわたしたちひとりひとりを愛してくださる、大事にしてくださる、神さまはわたしたちを育ててくださる、というお話をイエスさまはよくしていました。
 ふしぎな風がびゅうっと吹いた日、イエスさまの姿は目には見えませんでしたが、まるで、イエスさまがそこにいて、神さまのお話をしてくれるようだったのです。
 このふしぎな風のことを、聖霊と言います。聖霊は、神さまのお心です。そして、聖霊は、イエスさまのお心です。教会では、目には見えないけれども、聖霊がここにある、神さまのお心、イエスさまのお心がここにあると信じて、聖書の言葉を聞くのです。

 お祈りをいたしましょう。神さま、風は目に見えませんが、たしかにここに吹いているように、神さまとイエスさまもわたしたちの目には見えませんが、神さまの心、イエスさまの心がわたしたちと一緒にあることを信じることができますように。

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