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2021年9月26日 [今週の聖書の言葉]

【今週の聖書の言葉】

「それは人間にできることではないが、神は何でもできる」(マタイ19:26)

イエスのこの言葉は、「人間は自分の力で永遠の命を得たり天の国に入ったりすることはできないが、神は人間を天の国に入れることができる」という意味だと思われます。
  「永遠の命を得る」あるいは「天の国に入る」ということは、死後のことだけではなく、この世界で神に恵みを受ける、神に大事な存在と見なされる、神に愛される、ということでありましょう。
 ある人びとは、これを神からのご褒美だと考えて、ご褒美を得るために、戒めを厳しく守ったり、善行をなしたりしようとします。あるいは、神に対して信仰熱心であろうとします。
 しかし、これをどれだけなせば、神に愛されるのでしょうか。完璧になさなければならないのでしょうか。100点をとらなければならないのでしょうか。80点以上なら大丈夫でしょうか。65点ならどうでしょうか。神から愛されるのは65点以上の人なら、64点の人は神から愛されないのでしょうか。
入学や就職の試験ならそうでしょう。しかし、神の国はそうではありません。神は、何点以上の人を愛するのではなく、すべての人を愛するのです。
神の国に入るのに入学試験があるならば、わたしたちは誰も合格できないのではないでしょうか。しかし、神の国に入るのに、資格はいりません。神はすべての人を招いているのです。
 自分はこんなにダメな人間だ、生きる資格がない、教会に行く資格がない、神を信じる資格がない、とわたしたちは考えます。けれども、神はわたしたちに資格を求めません。神はわたしたちを資格なしで愛してくださいます。神にはそれができるのです。

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