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2024年5月5日 [今週の聖書の言葉]

【今週の聖書の言葉】

 だが、あなたがたが散らされて自分の家に帰ってしまい、わたしをひとりきりにする時が来る。いや、既に来ている。しかし、わたしはひとりではない。父が、共にいてくださるからだ。
これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。(ヨハネ16:32-33)

イエス・キリストが「既に世に勝っている」とはどういうことでしょうか。上の聖書の引用で、最初の段落では、弟子たちが逃げ去りキリストはひとり十字架の苦しみを受ける時が来ているが、父なる神さまが共にいてくださるので、この苦難を乗り越えられる、ということが言われています。
そして、下の段落では、弟子たち、あるいは、読者であるわたしたちにも苦難があるが、キリストが「世に勝っている」ことによって、わたしたちもそれを乗り越えられることが示されています。
つまり、キリストが世に勝っている、ということは、キリストとそしてわたしたちには、世の困難にはるかにまさる神さまがともにおられる、ということではないでしょうか。
また、キリストは、優劣や強弱というこの世の原理、肉の思い、苦難の中でのわたしたちの絶望、さらには、死んだら終わりという人間の虚無感に、打ち克ってくださり、愛と平和、キリストの心、霊の実り、絶望に勝る希望、死に勝る復活をわたしたちにもたらしてくださいます。

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