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こわがらなくてもいいよ [こども説教]

こども20201025  「こわがらなくてもいいよ」  マタイ10:28-30 (p.18 )

 皆さん、おはようございます。皆さんの一番こわいものは何でしょうか。おばけでしょうか。それとも、ごきぶりでしょうか。それとも、暗いところでしょうか。夜、真っ暗になると、こわくありませんか。それとも、ひとりぼっちになるときでしょうか。誰か知っている人がいないと、こわくないですか。

 ぼくにも、こわいものがあります。注射は、すこしこわいですね。でも、がまんします。針がささるところをみないようにして、早く終わってほしいなあ、と思いながら、がまんします。

それから、歯医者さんもこわいですね。歯医者さんで、口を開けて、歯医者さんがぼくの口の中で何かしているとき、痛いことをされないか、けっこうこわいです。

そういうときは、頭の中で讃美歌を歌います。この讃美歌では言葉が変わってしまったのですが、主我を愛す、って讃美歌があります。

主我を愛すとは、イエスさまがわたしを愛してくれる、という意味です。イエスさまがわたしを愛してくれる、イエスさまはわたしより強いので、わたしが弱くても、怖がらなくて大丈夫、という意味の讃美歌です。

さて、今日の聖書で、イエスさまは、恐れるな、と言っています。恐れるな、というのは、こわがらなくてもいいよ、という意味です。

さきほどの聖書にすずめが出てきました。わたしたちはお店ですずめが売られているのは見たことがありませんが、今から二千年前、イエスさまの住んでいたユダヤの国では、すずめ一匹100円で売られていたそうです。

もっと大きな鳥や、もっとあざやかな色の鳥、もっとめずらしい鳥だったら、1000円とか10000円とかするかもしれませんが、すずめは小さいしあざやかな色ではないしめずらしくもないので、100円で売られていたのです。

けれども、そんな小さな弱いすずめでも、神さまは地面に落としたりしないよ、地面に落ちそうになったら神さまが守ってくれるよ、とイエスさまは教えてくださいました。

神さまは小さなすずめを守るように、わたしたちも守ってくださいます。最初にお話ししたように、わたしたちには、こわいもの、こわいことがいくつかあります。でも、すずめを守るように、神さまはわたしたちを守ってくださいますから、勇気を持ちましょう。

勇気ってわかりますか。勇気とは、こわいと思っても、その気持ちに負けないことです。わたしたちは、あまり危険なことはしてはいけませんが、しなくてはならないことは、こわくても、勇気をもって乗り越えていきたいと思います。

きっと神さまが守ってくださいます。だから、こわがらなくてもいいよ、とイエスさまは教えてくださいました。

お祈りいたしましょう。神さま、わたしたちは、しなくてはならないことなのに、こわくなってしまうことがあります。そんなとき、神さまが守ってくださることを信じて、勇気を持つことができますように。イエスさまのお名前によってお祈りいたします。

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