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「これまで悲しかった分だけ、今日はうれしい」 [こども説教]

子ども説教20190728  ルカ7:36‐50

「これまで悲しかった分だけ、今日はうれしい」

 おはようございます。今から二千年前、ユダヤという国に、ひとりの女の人がいました。この人は、いつもまわりの人から、あの人は悪い人だ、あの人は悪いことをした、と言われて、とても悲しんでいました。

 ところが、あるとき、イエスさまが近くに来たことを知りました。イエスさまだったら、わたしの悲しみをわかってくれるかも知れない、そう思って、この女の人は、うしろからそおっとイエスさまに近づいて行きました。
 
 すると、それまで我慢していた涙が目からこぼれてしまいました。そして、その涙は、イエスさまの足を濡らしてしまいました。女の人は、あわてて、イエスさまの足をふこうとしましたが、何もなかったので、とっさに、髪の毛で、イエスさまの足を拭きました。
 
 そしたら、イエスさまは、ああ、この人は、わたしのことをとても大切にしてくれた、わたしのことを愛してくれた、と喜びました。
 
 そして、わたしはあなたのことを、悪い人だ、などと言って、責めたりしないよ、誰もあなたのことを、悪い人だなどと責めることはできないよ、と言ってくださいました。
 
 この女の人は、これまで悲しんできた分、ああ、イエスさまはわたしを愛してくださったのだな、とわかったのではないでしょうか。

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