《使徒書の御言葉》その99 「神さまご自身、そして、祈りこそが、試練の時の避難所です」

《使徒書の御言葉》その99　「神さまご自身、そして、祈りこそが、試練の時の避難所です」

コリントの信徒への手紙一10:13 あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。

※パウロはこの言葉をコリントの信徒に伝えていますが、自分が受けている試練を神さまからのものとして受け止めることができるのは、人に言われてではなく、自分の祈りと信仰においてではないでしょうか。わたしたちは、苦しんでいる人に、これは神さまからの試練だ、などと言うべきではないでしょう。しかし、自分の祈りと信仰において、これは神さまからの試練だと受け止めれば、パウロが言うように、神さまからの試練だから耐えられないはずはないし、神さまは逃れる道を用意してくださる、という希望を持つことができるでしょう。神さまご自身、そして、祈りこそが、試練の時の逃れる道ではないでしょうか。

今週の祈り「神さま、試練を受けているわたしたちを、祈りという隠れ家にお招きくださり、まことにありがとうございます。神さま、悩み苦しんでいる友を、どうぞ、お救いください。神さま、暴力によって捕らわれている人びとを解き放ちてください。神さま、住民の多くが納得していないことが力づくで強行されませんように。神さま、若い人びとの前にすばらしい道を切り開いてください。主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン」