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2023年12月17日 [今週の聖書の言葉]

【今週の聖書の言葉】

「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。(マタイ1:23)

 マリアとヨセフは最後は結ばれますが、その前には、インマヌエルの出来事が必要でした。つまり、人と人がともにいることは、「神さまがわたしたちとともにおられる」ことを土台としているのです。
 ヨセフは「正しい人」(1:19)でした。けれども、それは律法を四角四面に当てはめ、結婚前に身ごもったマリアとは縁を切る、という冷たい正しさでした。
 人の目から見れば、マリアは不義を犯したということになりますが、神さまの目からはこれは「マリアの胎の子は聖霊によって宿った」(1:20)のです。神さまの正しさは四角四面ではなく、愛のある、丸みを帯びた正しさです。
 待降節です。わたしたちは何を待ち望んでいるのでしょうか。イエス・キリストの誕生、そして、地上の生涯を終えて天に帰ったイエス・キリストの再臨を待ち望んでいます。イエス・キリストの再臨の日は、イエス・キリストが宣べ伝えた神さまの国がここにやってくる日でもあります。
 また、わたしたちは、戦争が終わり平和が来ること、心の嵐が止み平安が訪れることを、病が癒されることを、苦しみから解き放たれることを、悲しい別れをした人々と喜びの再会をすることを待ち望んでいます。
 イエス・キリストの再臨、神さまの国の到来は、これらの待望がすべて満たされる日でもあるでしょう。
 この日はかならず来る、しかも、遠くない、イエスは近い。これを人生の希望とする。アドベントはわたしたちのこの信仰をあらたにしてくれます。

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