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2021年4月25日 [今週の聖書の言葉]

【今週の聖書の言葉】 「シモン・ペトロが舟に乗り込んで網を陸に引き上げると、百五十三匹もの大きな魚でいっぱいであった。」(ヨハネによる福音書21章11節)

 ペトロは「わたしは漁に行く」と意志表明をし、数人の弟子たちも「わたしたちも一緒に行こう」と決意して従いました。しかし、夜通し漁をしても何も捕れませんでした。
わたしたちも、自分で決め、自分で実行しようとします。しかし、進学、就職、病気、仕事、人間関係、家族のことなど、なかなか思うようにならない経験を重ねてきました。
 そこにイエスが現れます。イエスはペトロたちに「舟の右に網を打て。そうすればとれるはずだ」と言います。弟子たちはそうします。すると、網を引き揚げられないほどの魚が得られました。
 わたしたちも、自分の考えや行動では何もできなくても、イエスに従おうとするとき、大きなことができるのではないでしょうか。
 いや、イエスに従って生きてきたつもりだけど、自分の人生、貧しいものだった、信仰の面でもゆたかと言えるようなものではなかった、と思われます。
 しかし、イエスを信じることで人生が大漁になるということは、仕事で成功したり、名をなしたり、人から敬意を払われたり、自尊心が満たされたりすることとは、違うのではないでしょうか。
 むしろ、イエスを通してこの世界には目には見えない神の愛があることを知ることで、いままで小さくつまらなく思えていたことが、じつは大きくゆたかな恵みに見えることではないでしょうか。イエスがいれば、野の花が限りなく美しく見えてきます。
 自分一人で何でも判断するのなら、人生は不作かもしれません。しかし、イエスとともに見るのなら、人生は一面の花畑であったことに気づかされるのです。

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