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見えなくても信じる [こども説教]

こども20210418   「見えなくても信じる」 ヨハネによる福音書28:19-29(p.210)
 皆さん、おはようございます。イエスさまが十字架につけられて死んでしまった後、お弟子さんたちは、しっかり鍵をかけて、家の中に閉じこもっていました。
 自分たちも、イエスさまと同じように苦しめられるのではないかと心配だったからです。けれども、その家の中にイエスさまが入ってきました。扉にしっかり鍵をかけていたのに。
 そして、イエスさまは、真ん中に立って、「みんなに平和があるように」と言いました。それは、「みんなが安心できますように。みんながやさしい心になれますように」という意味なのです。
 お弟子さんたちはこのことを、そこにいなくて見なかったほかの人たちに話しました。すると、トマスさんという人は、そんなことは信じられない、死んだイエスさまがこの家の中に入って来るなんて信じられない、ぼくもじっさいにイエスさまを見ないと信じられないと言いました。
それから一週間後、今度はトマスさんも一緒にいたとき、もう一度イエスさまが家の中に入って来て、また、「みんなに平和があるように」と言いました。すると、トマスさんも信じるようになりました。
じつは、わたしたちの心の中にもイエスさまがいるのです。けれども、そのイエスさまはわたしたちの目には見えません。じつは、神さまはわたしたちの心の中にいて「みんなに平和があるように」と言ってくださるのです。けれども、わたしたちにはそれは見えませんし、聞こえません。
でも、見えなくても、聞こえなくても、信じることが大事です。わたしのおじいちゃんふたりとおばあちゃんふたり、それから、わたしのおかあさんとおとうさんは、天国に行ってしまいましたので、目で見ることはできません。でも、天国から、わたしのことを見ていてくれると信じています。
それから、わたしたちには、心があります。でも、心を見たことがある人はいますか。心は見えませんよね。でも、わたしたちは、心があることを見なくても、しっかり信じています。
神さまも同じです。神さまは目には見えませんが、わたしたちは、信じたいと思います。

祈り:神さま、あなたは目には見えませんが、わたしたちの真ん中におられると聖書が教えてくれました。目に見えない神さまを信じることができますように。イエスによって祈ります。

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