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いのちとこころ [こども説教]

こども20201011  「いのちとこころ」  創世記2:7 (p.2)
 皆さん、おはようございます。聖書には旧約聖書と新約聖書があります。この一冊の中に旧約聖書と新約聖書の両方が入っているのです。旧約聖書とは、古くからある聖書という意味です。新約聖書とは、新しくできた聖書という意味です。でも、古いとか新しいとか言っても、どちらも、今から二千年以上前のことですから、とても昔からあるお話なのです。
 新しい方の新約聖書には、おもに、イエスさまのことが書かれています。古くからある旧約聖書には、おもに、神さまのことが書かれています。
 神さまのどんなお話が書かれているかというと、先週読んだ旧約聖書のページには、神さまが、わたしたちが生きているこの世界の光や太陽や月や星、それから、陸や海、そして、草や木や、魚や鳥や動物、そして、人間を創ってくださったことが書かれていました。
 そして、今日読んだ聖書には、神さまが人間を創ってくださったときのことが、さらに詳しく書かれています。
 もう一度読んでみましょう。創世記2:7 主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。
 神さまは、わたしたちの体を造ってくださっただけなく、わたしたちの体に、命の息を吹き込んでくださったのです。
 命の息ってなんでしょうか。たとえば、わたしたちが図工の時間に、粘土で人間の形を造っても、それは動きませんよね。紙や木で人間の形を造っても、それも動きません。粘土や紙や木で作っただけでは、いのちも心もないのです。
 しかし、神さまは、わたしたちには、命と心をくださいました。わたしたち人間には、体だけでなく、命と心があるのです。先ほどの聖書で、神さまが吹き込んだ命の息とは、わたしたちが今生きているこの命と心のことなのです。
 命は人間が創り出すことはできません。心も人間が創り出すことはできません。命も心も、神さまがわたしたちにくださった一番大事なものなのです。
 そして、神さまは、わたしたちの命と心をとても大切にしてくださいます。だから、わたしたちも、自分の命と心、それから、家族やお友達の命と心、すべての人の命と心を大切にしましょう。
 お祈りをいたします。神さま、あなたは、わたしたち一人一人の中に、命と心を吹き込んでくださいました。そして、あなたは、それをとても大切にしてくださいます。ほんとうにありがとうございます。神さま、わたしたちも自分の命と心も、自分以外の人の命と心も大切にすることができますように。イエスさまによってお祈りします。

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