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神さまのいるところ [こども説教]

こども20200927  「神さまのいるところ」  コリントの信徒への手紙一3:16 p.302
 皆さん、おはようございます。皆さんは、神さまはどこにいると思いますか。神さまは教会にいると思いますか。まぶね教会のどこかに神さまはいると思いますか。神さまはみんなの心の中にいると思いますか。
 神さまはみんなのおうちにいると思いますか。神さまは学校にはいるでしょうか。神さまは、日本にいるでしょうか。神さまは、外国にいるでしょうか。アメリカにいるでしょうか。神さまは、この地球にいるでしょうか。それとも、宇宙にいるでしょうか。宇宙のどこかに、神さまの国があって、神さまはそこにいるでしょうか。
 さっき読んだ聖書にこんな言葉がありました。「あなたがたは、自分が神の神殿であり、神の霊が自分たちの内に住んでいることを知らないのですか」。
 これはパウロさんという、イエスさまのお弟子さんの書いた手紙なのですが、わたしたちは神さまの神殿です、とパウロさんは書いています。神殿って、何でしょうか。昔の人は、神殿というところに神さまがいる、って思っていたんですね。神殿は何でできていたでしょうか。神殿は、石や木でできていました。
 ところが、パウロさんは、わたしたちが神殿ですよ、と言うのです。わたしたちは、石や木ではできていませんよね。でも、パウロさんは、わたしたちが神殿です、と言うのです。これは、どういう意味でしょうか。
 これは、神さまは、わたしたちの中にいる、という意味なのです。わたしたちの口の中を覗いても見えないけれども、神さまはわたしたちの中にいるよ、とパウロさんは言うのです。
 見えないのに、目に見えないのに、神さまがわたしたちの中にいるって、不思議ですよね。でも、少し考えてみてください。わたしたちの心はどこにありますか。わたしたちの心も、口の中を覗いてみても見えませんが、わたしたちの中にありますよね。
 それから、愛はどこにありますか。愛ってちょっと難しいかもしれないけれども、愛とは、やさしい心、大切に思う心のことです。愛も見えませんけど、ありますよね。
 同じように、神さまも目に見えないけれども、わたしたちの中にいてくださるのです。神さまは、わたしたちの心の中にいる、と言ってもいいのです。
 では、どういうときに、神さまは、わたしたちの心の中にいるのでしょうか。ひとつは、わたしたちが、心の中で、「神さま」って思うときです。わたしたちが心の中で「神さま」って思ったら、神さまはわたしたちの心の中にいるのです。
 それから、こうやって、礼拝をしたり、お祈りしたり、聖書を読んだり、讃美歌を歌ったりするときも、神さまはわたしたちの心の中にいるのです。
 そして、もうひとつ、わたしたちが仲良くするとき、けんかをしないで仲良くするとき、家族やお友達や誰かのことを大切に思うとき、誰かのことを大事に思うとき、やさしい気持ちになるとき、目には見えないけれども、神さまはわたしたちの心の中にいます。
 心の中、心の中って言いましたが、目には見えないけれども、わたしたちと一緒にいる、わたしたちの隣にいる、そう思っても大丈夫です。 
 お祈りをいたしましょう。神さま、あなたは目に見えませんが、いつもわたしたちと一緒にいてくださいます。わたしたちはときどき「神さま」って心の中で思い出すことができますように。イエスさまのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

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