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「球根を植える人、水を注ぐ人、花を咲かせる神さま」 [こども説教]

子ども説教20190224 コリントの信徒への手紙一3:1-9

「球根を植える人、水を注ぐ人、花を咲かせる神さま」

 皆さん、おはようございます。ある人が畑を作りました。そして、別の人に、そこにチューリップの球根を植えるように頼みました。この人は、そのとおり、畑にたくさんの球根を植えました。

 また、もうひとり別の人は、そこに水を注ぐように頼まれました。その人も、そのとおり、畑に水をたっぷり注ぎました。すると、球根から、芽が出て、茎が出て、きれいなチューリップがいくつも咲きました。

 あるチューリップは言いました。わたしが花を咲かせることができたのは、球根を植えてくれた人のおかげです。別のチューリップは言いました。そんなことはない、これは水を注いでくれた人のおかげです。そう言いあって、けんかになってしまいました。

 けれども、球根を植えた人も、水を注いだ人も、これは、畑を作った人から頼まれた仕事を大事にしただけで、けんかをするようなことではないと思っていました。チューリップを成長させたのは、神さまだということを知っていたのです。神さまがチューリップを育てるのをお手伝いして、ある人は球根を植え、ある人は水を注いだのです。力を合わせて、神さまの畑のために働いたのです。

 神さまの畑とは何のことでしょうか。それは、じつは、わたしたちのことなのです。神さまはわたしたちという畑にチューリップの花を咲かせるために、ある人には球根を植えるように、別の人には水を蒔くように頼んだのです。

 もうひとつ、大事なことがあります。それは、わたしたちもまた、別の花を咲かせるために、ある人は球根を植えたり、ある人は水を蒔いたり、そして、力を合わせて畑に美しい花をたくさん咲かせるお仕事を神さまから頼まれているのです。
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